【用語解説】サンスケ・三角スケール |インテリア辞典Pro

さんかくすけーる

三角スケールは、建築やインテリア、土木設計などの分野で使われる特殊な定規です。通常の定規とは異なり、三角柱の形をしており、それぞれの面に異なる縮尺の目盛りがついているため、設計図などをさまざまな縮尺で読み取ったり描いたりするのに便利です。

通称：サンスケ

三角スケールの特徴

三角柱の形状：
定規が三角柱の形をしているので、1本の定規に6つの異なる縮尺が刻まれています。
各面に2種類の目盛りがあり、合計で6つの異なる縮尺に対応できます。

主な縮尺：
建築分野では、1/100、1/200、1/300などの縮尺が多く使用されます。
インテリアや家具の設計には、1/20、1/50などの縮尺が便利です。

使い方：
図面の読み取りや、正確な寸法を描き入れる際に使います。
例えば、1/100スケールの図面で10mの寸法を確認する場合、三角スケールの1/100の目盛りで「10」と記された部分を確認すれば、図面上での長さが正確に取れます。

素材と種類：
プラスチック製やアルミ製が一般的で、軽くて持ち運びしやすいのが特徴です。
卓上で使う大きいタイプ、筆箱にいれて持ち歩くコンパクトなタイプなど、TPOに合わせて複数持っている人が多いようです。

三角スケールは、デザインや建築図面の確認・作成に欠かせないツールで、アナログならではの正確さと利便性があるため、設計者やデザイナーにとって必須のアイテムといえます。