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「坂の上で僕らは生まれ変わる」神奈川県A様

坂を上りきったてっぺんにその家はあります。

駐車場に車を停めて、さらに十数段の階段をあがって玄関へとたどり着く。

A様ご夫婦の寝室は空に近い寝室でした。

 

いままではお布団でお休みだったというA様。
腰を痛めてしまったのを機に、ベッド&マットレスを導入して寝室を整えたいと、
ご依頼をくださいました。

どうせならガラっとイメージチェンジをしたい、
外国のようなインテリアがいい、
小さな冷蔵庫を置いてホテルのように暮らしたい、

そんなご要望でした。

「アクセントクロス」といって
壁の1面だけ色や柄をとりいれた壁紙にはりかえることは
日本の住宅内でも定着しているように思いますが
部屋全体に色もしくは柄の壁紙を採用される方は、まだ、少ないと思います。

だいぶ濃いめのブルーの壁紙をご提案させてただきました。
いかがでしょうか・・・
窮屈な感じ、しますか?
暗い感じ、しますか?

白い壁に比べたら明るさ感は減りますが
落ち着いた印象でこのように素敵になるんです!

 

2018年、ドイツで開催された国際見本市「ハイムテキスタイル」では
都市のライフスタイルとして
「青がエネルギッシュ」
「赤がリラックス」
・・・というこれまでの概念を覆すようなトレンド発表をしていました。

インテリアの色によって気分や感情への影響が認められるのですが、
いままで私たちの概念では
赤といえばエネルギッシュで、青が沈静や癒しだと感じるものだと思い込んでいました。
ですが・・・赤い空間のほうが癒し効果があり、
青い空間ってエネルギーチェージできるんだよっていう、
脳科学的な実証がなされたのです。

こたつの赤・・・癒しでしょう?
青いライトなんて活動的じゃないですか?
言われてみればそうかもっていうね。

赤が癒し、青がエネルギッシュ。
そんな今年のインテリアトレンドからみれば
A様のこの青い寝室はまさに「明日へのエネルギーをチャージする空間」そのものとなります。
日々、ここで体を休め、毎日新しい自分に生まれ変わる場所なのです。

 

カーテンは、ヒダのない(山のない)フラット縫製。
無地のグレーに、ちょっとだけオレンジの生地をサイドに切り替えました。

 

織物感があって、わたしの好きな質感です。

 

腰窓には、調光ロールスクリーンを。

ファン付の天井照明にしました。
右回転させると空気が上に循環され冷暖房効率があがりますし
左回転させると空気が下に向かって扇風機のように涼しくなります。
モーダー音?・・・静かですよ。

カウンターを作りつけて、ちょっとした物書き作業などが出来るスペース。
壁面にはコンセントを増設しました。

ベッドにゴロっとすれば
テレビがゆっくり見れる配置です。
ミニ冷蔵庫も置いてあり・・・ホテルよねここ。

フリンジのついたオレンジのクッションは、デザイナーズギルド。
幾何学模様のグレーのクッションは、クリスチャンフィッシュバッハの生地でお仕立てしています。

天井付近の「回り縁」と、
床付近の「巾木」を、ごついサンメントに変えました。
ホワイトの塗装をして仕上げています。

元々のお部屋と比べていただくとわかりやすいでしょうか。
「巾木」と「回り縁」が変わると
外国のインテリアのようになりますでしょう?

 

青い壁。
スタンドライトの灯り。


jay blue的「東京モダンスタイル」
です。

A様ありがとうございました。

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interior DATA
インテリアコーディネート/interiorworks jay blue
内装工事一式/東京ショップレイアウト

<<インテリア>>
●青い壁紙/リリカラ LL2281
●巾木&回り縁/みはしMDFハイラップ+EP塗装 
●造作カウンター/パナソニック特注集成材
●カーテン/villa nova ハッピーサラダ(CB SOWM/アート・ケイ)
●椅子/kartell
●ナイトテーブル/フランフラン 
●スタンド照明/ART WORK STUDIO
●ポスター/HAFEN

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