iphone11で撮るドイツの旅 その4「ハイムテキスタイル2020ダイジェスト版」
ハイムテキスタイル2020を視察しました。
ドイツに行ったメインの目的がこれです。
今年でちょうど50回目を迎える記念すべき展示会で、
世界のインテリアトレンドの指南書となっているもっとも影響力のあるイベントです。
毎年、精鋭部隊で構成されたハイムテキスタイルのデザイン研究チームが
練りに練った「トレンド」を発表します。
これを目当てに各国から人が集まり、そして情報を自国に持ち帰り
おのおのの商売につなげて展開していくので、
ぜひとも私もこの目でみておきたい!と思いまして
遅まきながら昨年から通うことにしています。
※ハイムテキスタイルの会場でランチ
※私の右側は、ハイム通い歴15年以上の越川さん。
※その向かいの女性はテキスタイルデザイナーの橋口典代さん。
言えないけど、有名なあそこのあの商品はこの方がデザインしたものです、っていう
つまり名前は世に出ないけど大活躍されている。
※私の左側は、インテリアビジネスニュースの善明社長。
※そして私の真向かいサンコロナの小田社長はハイム通い歴50年!皆勤!神!
この面々の中に、
ハイムテイスタイル視察2年目のひよこな私でお恥ずかしい。
まぁいい、きにしない。
ハイムテキスタイルの簡単な動画を2本ここであげておきます。
会場の雰囲気だけ味わいたい方はどうぞ。
(半分、ハイム関係ない話になっておりんすw)
どちらも5分番組です。
さて今年のトレンドテーマはこれでした。
WHERE I BELONG
そしてサブテーマ的に5つのカテゴリーにわけられたのが
■PURE SPIRITUAL(ピュアスピリチュアル)
■ACTIVE URBAN(アクティブアーバン)
■HERITAGE LUX(ヘリテージラックス)
■MULTI LOCAL(マルチローカル)
・・・なのですが、
今年のテーマ WHERE I BELONG であることから
どう考えてもとりわけ最後のMULTI LOCAL(マルチローカル)が
一番いいたいところだろうなってことがくみ取れます。
WHERE I BELONG
私はどこに属してんの、
自分のアイデンティティを明らかにしていこうぜ・・をテーマに
インテリアファブリックでとくに表現していたのが
MULTI LOCAL(マルチローカル)だったのだと思うのです。
MULTI LOCALの中にあった、この1枚の写真。
幾何学模様のファブリックをまとった男性が写っています。
大陸的な印象を受けますし、あぁ、なんか、アフリカンな柄がトレンドなのかなと
思えたりもします。
では、ちょっと私がコラージュしたこの画像はどうでしょう?
北欧系の男性だったとしたら・・・柄もなんだかノルディックな印象を受けませんか。
なんとなくですよ。
ではこちらだったら?
なんだかラテン系な柄のようにも見えてきます。
じゃぁこれ。
....おっとっと....まあ、少し強引なところもあったかもしれませんがそれは見逃していただくとして、
このコラージュで伝えたかったことはなにかというと
つまり、
それがどんな柄か、ではなくて
誰がそれを、なのかによって見え方が変わってくるということです。
この画像もそうでしょう。
女性がもっているラグ・・・・民族的でどこかアフリカというか
地域でとれる柄のように思います。
でも、このラグ、実はIKEAのものなんです。
(IKEAって北欧だよ)
昨年日本中が熱狂したラグビーをみたってそうですが
日本代表チームの顔触れをみて
最初「日本人いないやん!」って思った人もいると思うんです。
でも彼らはれっきとした日本人です。
性別、国籍、文化、いろいろなことにおいて世界は多様化しています。
国や地域の文化と、個人のアイデンティティは
ときに複雑にからみあい流動的にブレンドされてしかも多層、
アイデンティティを明確にするのが複雑になってきています。
私はどこに属しているのか。
軸足をしっかり持たないと、色や柄に埋もれて自分を見失ってしまいそうです。
そういったミクスチャーなアイデンティティを示していたのが
今年のトレンド、WHERE I BELONG です。
今年のハイムテキスタイルは、本当に盛沢山の充実の内容でして
もうね、頭パンパンなんですよ(笑)
今日のブログはハイムの10分の1もお伝えできていません。
WHERE I BELONGのトレンドだけじゃなく
デコチームのコーディネートブースもそうですし
出展企業のブースもそうですが
たくさんネタがありました♪
つかんできた傾向を乱暴にまとめてしまいますと
■色が戻ってきた!
■多様性の世界である
■サスティナブルとエコはドレンドではなくスタンダードだ!
ということなのですが、個々の詳細はおいおいまとめます!
では。