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ハートマーケット。

2014.12.20 Sat.

本文とは何の関係もない、某日の朝ご飯(笑)

さて。
昔、渋谷に「ハートマーケット」という雑貨屋さんがありました。
(いまはもうありません)

色とりどりのキャンドルチップが量り売りされていました。
店内はそのキャンドルの香料やドライフラワーの香りが充満している独特な空間でした。手にとれる小さな雑貨がたくさんあって、どれもこれも「生活に欠かせない必需品」には思えないようなガラクタばかりだったかもしれないのだけれど、どれもこれも私にとっては素敵に思えてわくわくするお店だったのです。

オリーブ少女、an・an、hanako・・・。
渋カジ。センター街。
すぅぷ屋。
オリジナルラヴ。
ジャミロクワイ。
アルバイト雑誌のフロムA。
ラルフローレンやフレッドペリーのポロシャツ。
そんな時代。

10代のころからインテリアや雑貨が好きだったものですから
デートのときも、こういう雑貨屋さんを私はうろうろとうろついていたわけです。

当時、渋谷にはたくさんの雑貨屋さんと、
丸井系の家具屋インザルームなどがありました。

ある日、その雑貨屋「ハートマーケット」でガラスの器をしげしげと手に取って眺めていたら
「それ欲しいの?買ってあげるよ」と言って
付き合い始めて間もない彼が、ひょいとレジにそれを持っていってくれたことがありました。
記憶の中で、それが彼からのはじめてのプレゼントだったように思うのです。

アイスクリームを乗せて食べるような、
脚付きの小さなガラスの器。たぶん数百円。
ボテっとしていたので、カジュアルな使い道。
デュラレックスのピカルディーと相性がよさそうな。
そんなガラスの器でした。

それを、3つ。

3つ買ってもらって、最初は自分の部屋のコレクション棚に並べていました。
(雑貨屋さんのディスプレイのように)

そのうち社会人になり一人暮らしをするようになって、
その3つのガラスの器も引っ越し先に持ち込んで、
ヨーグルトを食べたりするようなそんな日常使いをしていました。

そして、その彼と結婚をしました。

子供が生まれた。

3つの器は、3人で使うのにちょうどよい数になりました。

そして、やがてもうひとり子供が生まれて、
器は足りなくなってしまいました。

ある日、私はフリーマーケットでそのガラスの器を売ることにしました。
どこか外国の方が、3つセットで50円ぐらいで引き取っていったように思います。

「ハートマーケット」で買ってもらったガラスの器は知らない誰かの手に渡り。
気が付けば「ハートマーケット」というお店もとっくに存在しなくなっている。

さぁ。3つのガラスの器のお話は、それでおしまいです。

なんの前触れもなく、ふいにヒューヒューと風が抜けていくような激しい切なさと、
深海で苦しくて息が出来なくなっているような、
そんなもがきあがいているような気持ちになることってありませんか。
「私」を構成している半分以上が、こういう「切なさ」の蓄積のような気がしています。

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遊びに来てくださいね!
皆さま、良い一日を!
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jay blueブログ | 2件のコメント

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  1. けんぼう

    「恋しさと切なさと心強さと」って曲が浮かんできました。
    切なくても泣けないっていうか泣かない人なんでしょうね。

    ♪恋(いと)しさと せつなさと 心強さと
    いつも感じている あなたへと向って
    あやまちは おそれずに進むあなたを
    涙は見せないで 見つめていたいよ

  2. りか

    けんぼうさん。そうですね、あんまり泣かないほうのタイプです。

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