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ギャラリー巡り

2021.3.15 Mon.

朝ごはんは食べない人なので
(ていうか、朝を起きない)
せいぜいこんなものを口にする程度で十分です。
なんならお茶だけでもいいので、この日は贅沢だぞ♪
京都で買った骨董品の小皿の上に、アンリシャルパンティエのクッキーです。


で。
昼ご飯は、うっかり失敗した目玉焼き(笑)
うっかりしすぎだろ。
何年主婦やってんだよって話です。
(25年やってますがなにか)

 

さて、この日は夫が在宅勤務だったので
あ、私が家にいるともしかして邪魔か?と気を使い
ヒマしている息子とともに午後からお出かけすることにしました。

銀座には120ものギャラリーや画廊があり
そのほとんどが無料で見れるわけなので
お金も使わず時間をつぶすにはもってこいである。
というわけで銀座。


(資生堂ギャラリー)

ヌルっと濡れているようなこの床の感じけっこう好きです。


(アートを見るスカートを履いた息子)

エルメスのギャラリー(銀座)もルイヴィトンのギャラリー(表参道)も
天空にあって光が差し込んで素敵なんですが
資生堂ギャラリーは地下空間にある。
人工的な光だけの部屋は私は苦手なので住むのはごめんなんだけれど
ギャラリーとしてはかっこいいよね。

ギャラリー巡りは、だいたいどこもそんなに人がいないので
コロナ禍でも都合がよい。

そうそう。
銀座といえば3/20にリニューアルオープンするルイヴィトン並木通り店が
けっこう話題です。
ちょっと前まで外壁にシートがかかっていて見えなかったんですが
こないだ通りがかったらいよいよ全貌がみえていて・・・
店内に巨大クラゲのディスプレイがありました(笑)

まぁともかく、この外観!
遠くのほうからも「なんだあそこのビルは?!」と目を引きました。

 


(マネキンが石化している)
(あ、ドクターストーンみてない?)
(三宅おすすめのアニメだよ!)

コンセプトの水の柱とはまさに言い得て妙で
なんともいえない有機的なデザイン、
見る角度によって水色だったり金色だったりするメタカラー、
ぷるんぷるんのゼリーのようでもあり、
手を伸ばせばすっと壁の向こうに突き抜けて異世界に行けるんじゃないかと思えるような
不思議な建築です。

壁が凹凸しているのでうつり込む場所によっては短足にみえたりする(笑)

 

(おま、なんかキアヌリーブス(マトリックス)みたいだな、おい)

 

これまでのルイヴィトン店舗をずっとやってきている
青木淳さんが今回も設計デザイン担当のようです。
(どんな図面ひいたらこんな外壁のビルになるの!)

さてそんな銀座ぶらぶらの中で、
この日に出会ったのはニッサン・インゲルの版画(ジクレ)

(画集を入手したよ)

ニッサン・インゲル氏はコラージュの先駆者として有名な画家。
ピカソにメシおごってもらってたという経歴のイスラエル人のダンディーおじさん。
(90歳で没)

だいたい画廊の絵の値段というのは
1号10万円、というのがひとつの目安だ。

ざーーーーっくり説明すると
50㎝×50㎝くらいが「10号」サイズなので
そのくらいの大きさの絵画が50万で売っているならアートとして妥当な値段。
それよりも価格が低ければ「良心的」と思うし
それより高ければそれなりの作家なのだろう(ベテラン・有名など)という判断ができる。

ニッサン・インゲルの版画の前で足をとめ、
「へぇ、いいなぁこれ」としばらく見つめていると、
画廊の人が声をかけてくる。

画廊の人は
この客は絵を買う奴か?買わない奴か?を探りながら接客する。
見込みがなければ声はかけない。ドウゾ勝手ニミテクレ、だ。
ちょっとでもいけそうなら声をかけるという。
その見極めは、わりと、店内に入った数秒で判断できるらしい。

運転手付きのフェラーリでやってきて値段しかみない人は
絵の中身なんかどうでもいいと思っている。
だが金は持っている。画廊としては商売になるので
当たり障りのない静物画のなるべく高いものを紹介すれば売れる。

ちょっと変わった身なりの若者がくれば
美大か芸大の学生だ。
お金はないが絵画を購入したいと考えている。
画家のエピソードやその絵のバックグラウンドを丁寧に説明し
60回の分割払いを提案すれば売れる。

昔はそうやってクセのある人たちが銀座の画廊にやってきて
絵を買ったものだったけれど
昨年から客層が変わったそうだ。
コロナで海外旅行にもいけず
エルメスのBAGは購入済み、
お金の使いみちを持て余している独身のOLさんが
マンションに飾る絵を買いにふらりと入って来る。

そして、私。
画廊の人にはこう見えたようだ。

この客はどうやら絵画を欲しいと思っているな。
ニッサンインゲルの絵で足を止めるということは

デパートの品揃えでは満足できない、個性的なものを求めている。
50万の絵はいずれ買うかもしれないだろう。
でもまだ今日はどうやら買わない。
これまでにまだ一度も自分の金を使って画廊で絵画を買ったことがない人間のようだ。
作品との出会いは一期一会、なのに
初めて絵を買おうとする人は即決が出来ずチャンスを逃すものだ。この客もそんなとこだろう。

・・・と。
「あなたはまだ本物の絵を買ったことがないんでしょうね」
私達にこの絵画をすすめても今日は無駄だろうと判断した画廊の人は
おもむろに二回り小さな絵をうやうやしく倉庫から出してきて
引き続き私達の足を引き留め続ける。
数十万の絵がだめなら、お土産に小さなものを売ってやろうという
タダじゃ返さない営業マンの鏡のようなトークの切替である。

私もインテリアの仕事をしているから、
その額縁がロフトやハンズやユザワヤで8千円ぐらいで手に入り、
中身はただの印刷物だということぐらいはわかる。
そのポスターで3万はたけぇよと内心思うが口にはしない。

そんなやりとりを・・・1時間やる。

(笑)

銀座の画廊に足を踏み入れるのは
なかなかハードルが高いっちゃぁ高いのだが
気にせず気軽に入ってみるといい。
(ただし、たっぷり時間があるときに限る)
(運が良ければほっといてくれる)
(運が悪ければ足止めを食らう)
(運が良いのか悪いのかさてどっちだろう)

美術界隈のいろんな話が聞けて勉強になるし
いつか本当に「一期一会」の絵に出会える時がくるかもしれない。

さーて。元気チャージ完了!
なにかを見ればなにかの刺激を受けるので
インテリアコーディネートの仕事に前向きになるぞい♪


(立ち寄ったカフェの足元のタイル。かわいいね♪)

 

ではまた!

 

 

 

 

 

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