部屋にアクセントを与えてくれる、照明のお話


倉俣史朗の照明の、ちっちゃいちっちゃいバージョン(卓上サイズ)が手元に届き
ご機嫌な私でございます。
真夜中の完全なる衝動買いポチでございます。

こんな小さな照明ひとつですが、めっちゃテンションあがります。

さて。
照明ってインテリアコーディネートにおいて
まぁまぁ重要なポイントなんです!

照明を考えるには2つのポイントがあります。

1)光源をデザインする
2)器具をデザインする

光源というのは、光そのもののことです。


例えばこちらはザ・リッツカールトン京都の客室。
縁側をモダンに配したという奥の空間をグルっと囲んでいるのは
間接照明、器具そのものは見せず光だけをみせるようになっています。
そして、足元にも間接照明。
光の色合いは温かみのあるオレンジ色(白熱色)に統一されています。
こういった感じが、光源をデザインするという考えです。

灯りは、
空間に広がりや奥行を感じさせるような効果をもたらすし、
豊かな気持ちにしてくれます。
同じ空間ならば色味は統一したほうが絶対によいです。
あっちが白い、こっちがオレンジ、は基本NGですぞ。


こちらもフォーシーズンズ大手町ホテルの客室ですが
ベッドが浮いているようにみえるこの照明もかっこいいですよね!
そして両サイドのペンダント照明、ベッドヘッドから上に伸びるスポット照明、
ベッドの足元を照らすダウンライト・・・
たくさん照明が配されていますが全部同じ色味で統一してあります。

 

いや、ホテルみたいにできないし!と思う人は、
なんでもいいので簡単な(安い)ライトを買ってきて
器具が見えないように椅子やソファの下や植物の裏などに置いてみてください。


数千円で、雰囲気アップしますので絶対おすすめ。

 

器具を見せずに光を演出する。
それは洋室だけじゃなく和室でももちろんありです。

 

 

一方で、
器具をデザインする、という考え方の照明計画もあります。
こちらは文字通りなんですが、
形を楽しむというコーディネートです。

照明器具のデザインはどのように考えたらいいかというと
私の場合は「この部屋のテイストの、軸、となっているスタイル」を意識しています。
モダン、北欧、ナチュラル、和風・・・と、
インテリアにはさまざまなスタイルがあって
なおかつ今どきのトレンドとしてはいろいろそれらをミックスしてるのですが

とはいえ私の部屋の「軸」はモダンだよ!なのか、北欧だよ!なのか、
一番わかりやすく表現できるのが照明器具なんです。

(ロンドンの街中にて)

足が生えている照明も!
こんな照明がお部屋にあれば
この部屋のインテリアはちょっと個性的でアート心のあるテイストを目指しているのよ!
っていうのがわかりますよね。

 

洋のしつらえに和の雰囲気をプラスするのもかっこいい。

定番のPHランプ。
なるほど、北欧がベースのお部屋なんだなとわかると思います。
(そういわれれば確かに北欧のYチェアや奥にはセブンチェアもありますでしょ)

これはフォスカリーニのペンダント照明、ビッグバンといいます。
バリバリのインタリアンモダンです。
モダンをベースにコーディネートしてるんだよ、という証です。

 

こちらは、北欧をベースにしたインテリア。

 

こちらはモダンを軸に、アートで遊び心。

照明は

1)光源をデザインする
2)器具をデザインする

2つの考え方があるから
しっかり計画するといいよというお話でした♪

照明は基本的には「手元を照らす」ものと考えると
設置場所がわかりやすいと思います!

 

ではまた!