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犬を殺した話。

2020.9.9 Wed.

 

タイトルが衝撃的でびっくりさせてしまいました。
今日のブログは、インテリア無関係のただの独り言です。

*********

子どもの時に飼っていた、犬が2匹いました。
白い野良犬のクロスと、
血統書付きのシェットランドシープドッグ(シェルティー)のバロン
どちらの犬も、とてもとてもかわいがっていた家族でした。

この話は、バロンのことです。

 

ある日、家に1台の自転車が届きました。
私の新しい自転車です。
嬉しくて早速乗ってみたくなった私は、近所を一周することにしました。
ふと、バロンと目が合います。
「そうだ、ついでにお散歩も済ませてしまおう」

普段は夜にお散歩をしていたのですが
なにを思ったか、自転車と一緒に連れ出してしまったのです。

 

 

 

8月の、真夏の、昼下がりのことでした

 

 

 

 

いまでこそ「熱中症」がいかに重大な結果を招いてしまうかを理解していますが
(昔は熱中症という言葉は聞かなくて、日射病と言っていたような気がします)
当時の私は本当に無知で、炎天下に散歩をしたらどうなるかなんて
想像すらできていませんでした。

最初は喜んでお散歩をしていたバロンでしたが、
途中でパタリと足が止まりました。
なんだ疲れたのか?と、最初は無理に首輪をひっぱって
「ほら、おうちに帰るよ、バロン、立って~」とやっていた私ですが
こんなにかたくなに座り込んで動かないバロンの姿は初めてでしたので
さすがにおかしいと気づき、慌てました。

とにかく帰らなきゃと思うけれど、家まではまだ少し距離がある。

散歩に出る時は私しかいない家だったのだけれど、
もしかしたら誰かが帰ってきてるかもしれない。
もし母がいれば心強い。
携帯電話もない時代、助けを呼びたくて、いったん、道端の木陰にバロンを寄せて残し、
すぐ戻るからまってて!と自転車を飛ばして家に帰りました。

 

あぁ、まだ誰もいない。。。

 

自転車を家に置き、そのまま急いで引き返し、
バロンを抱きかかえて家まで全力で走りました。

バロンはとてもぐったりしていました。
「どうしちゃったんだろう・・・そうだよね・・・暑かったんだ・・・
暑さにやられてしまったんだ・・・どうしよう・・・体を冷やしてあげなきゃ!」

そう思った私は、一番涼しいところはどこかを考え、風呂場に連れていき、
ひんやりしたタイル床の上に寝かせ、そして、
シャワーの水をだして頭にかけてあげました。
水を飲ませたかったのですが、バロンは受け付けませんでした。
バロンの目は、宙を見ているようで焦点があわなくなり、
意識が朦朧としているのが見ててわかりました。
便を漏らしました。
そしてやがて・・・痙攣を起こし始めたのです。

(これが典型的な熱中症の症状だといまなら当たり前のようにわかりますが
あのころに私には何一つ知識がありませんでした)

バロン?!
バロン!
どうなっちゃったの!?
バロン!

体を冷やすからね!
暑かったんだよね!
ごめん、冷たいお水、飲んでよ、バロン!

名前を呼びながら見守るしかできず、
一瞬、バロンが正気に戻りこちらに応えようと視線を合わせてくれたのだけれど
すぐにまた焦点を失い表情が消えました。
そうして、規則的だった痙攣が、だんだんとだんだんと間隔がゆっくりになり、
口から洩れる「カッ、カッ・・・」という、
か細い吐息が、ふっと消えて。

ピタっと世界が止まった瞬間を見ました。

何が起きたのか一瞬理解が出来なかったのですが
命が消えたことだけは・・・わかりました。

8月のことでした。

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家族は誰も私を責めませんでした。
バロンが死んでしまったことだけを悲しみ、
私の行動は責めなかったのです。

なんとなくアンタッチャブルな感じになっていたのかもしれないのだけれど、
あの日以来、私自身の中ではずっと大きな十字架を背負っている気がしています。

そして、いまでも時々、脳内にこの言葉がこだまします。

 

 

 

おまえがバロンを殺した

 

 

 

 

・・・と。
30年たってもまだ十字架を背負ったままです。

時々ニュースで見ます。
パチンコ店や飲み屋で遊ぶ親が、幼い子を車内に残し熱中症で死なせてしまう事件。
許すまじき事件だと怒りを覚える一方で
「まさか死ぬとは思わなかった」という身勝手な親の言い草を聞き、
いやまて、私も同じではないか?

まさか死ぬとは思わなかった

・・と。
おまえも熱中症でバロンを殺したではないか。
同じではないか!と。

懺悔の念、後悔、罪の意識、十字架。
頭から離れたことはありません。

*********************** 

先日、実家の母と会話をした際に
ふっとバロンの話が出たのです。
「私が熱中症にさせて殺しちゃったからね・・・」と
自分でもはじめて口にしたその言葉の衝撃に
自分でも内心びっくりして
30年たとうが、50年たとうが、
あぁこの十字架は降ろせることはないんだろうということを悟りました。

 

 

 

無知は罪だ。
なにもかも取り返しがつかないのだ。

 

(写真は、バロンとクロス。亡くなった時にこっそり切っておいたバロンの体毛。ずっと大切にしまってある)

 

 

 

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