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同じように見えて違うもの。模倣の話。

2019.11.12 Tue.

それぞれよくみると違うのだけれど
一見、全部同じに見えてしまうという
ミラクルなお弁当(娘用)を作っているのが私ですが、なにか。

お弁当はさておき。

同じように見えても実は全然違うものが世の中にはあります。
例えば・・・
冷麦と素麺とか。
吉田鋼太郎とリリーフランキーとか。

って、いやいや、そういうことじゃなくて(笑)

例えば・・・
一見同じようなデザインの家具や照明が世の中には出回っていて
あれ?これって50万もするのか!
おや、まてよ、ほとんど似たようなデザインでこっちでは3万で売ってる!

なんてことが、インテリア界隈ではよくあります。

デザインを模倣した(版権は切れているので違法ではない、という理屈を言っているゾーンの)
レプリカとかリプロダクトとかジェネリックという名称での流通もあれば、
あきらかにこれはあれをパクったよね?と疑えるのだけれど
しらばっくれて(?)出回っているソックリさん商品など。
けっこう微妙なグレーゾーンの世界が存在しているんですね。

椅子や照明器具に多いですよね。
あれ、似てるなぁ、っていうもの。

例えばこれは、
アーティチョークという名の照明器具。
ルイスポールセン社が正規取り扱いで、
デザイナーはポールへニングセンという眼鏡おじさんです。
これをいま購入しようとすると、
一番小さいサイズのホワイト色という一番安いバージョンで985,000円です。

で、こちらはインターネット通販などでみかける照明、
35,000円ぐらいで出回っています。
商品説明部分に
「これはリプロダクト品です、ルイスポールセン社のアーティチョークではありません」
みたいなことがめちゃめちゃ小さい文字で記載されているのですが
にもかかわらず、デザイナーの顔写真とかバンバン使われていたりします。

 

こちらもインターネット通販等でみかけるものです。
1万円ぐらいで売られています。
いやこれ絶対アーティチョークをパクってるよね?というデザインにも思えますが
どうでしょうか・・・。
違うのでしょうか・・・。

9時43分ブログ追記:これはアーティチョークの模倣ではなくて、
ハリセンボンへのオマージュだったと思いますよというご意見を
ブログ読者さんから早速ご連絡いただきました!
ありがとうございます。

 

では別のアイテム。
これはレ・クリント社の照明。
オリジナルの正規品です。
20世紀初頭に、1枚のプラスチックを規則的に折り上げるという
手づくりのランプシェードが生み出されました。
デンマークからうまれた灯りの名品です。

そしてこれは、ニトリ。
今現在、2,085円で売られています。
いや、このデザインは、まんまやんけ!・・・ということでアウトじゃないんかい?と私は思っているのですが
どうなんでしょうかね。

・・・とまぁ、インテリアの世界には
こんな話はごろごろあります。

パクリ、模倣・・・って言ってしまうとアウトだけれど
引用、オマージュ、参考、リスペクト・・・って言いながらのなんやかんやだったらありなのかとか
プロダクトはNGで、アートならいいんかい!とか
この話は昔から喧々諤々ですが
法的な観点や著作権うんぬんはいったん置いといて。

デザインを模倣し、そして低価格で売っているもの。
消費者目線で考えたら
「気に入ったデザイン、憧れのデザイン、お手軽に購入できて嬉しい」かもしれません。
「パっとみ、同じだし。自分で納得してるんだからいいじゃん」かもしれません。

わかる。うん、わかるよ。
98万円もする照明はなかなか手が届かないけど
3万ならぜひ欲しいって思うもん!
私にとってはそれで充分だもん!
・・・って思う気持ち、めちゃめちゃわかります。

けど、どうでしょうか。
偽物ってわかっててルイ・ヴィトンの財布を買うようなものです。
それでいいんかい?てなことです。

葛藤しましょう。
おおいに。

同じように見えて実は全然違うもの、というお話でした。

皆さんが葛藤してるあいだに、
私はお弁当のバリエーションをどうにかしようと思います(笑)
ではまた明日。

 

 

 


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