床材のトップメーカー、東リ㈱の新作展示会の様子
打合せの帰り道に、東リの展示会にふらりと立ち寄ってきました。
東リ㈱
公式サイトhttps://www.toli.co.jp/
東リの商品は、わたしが普段のご提案にいれるのは
トイレや洗面室の床に使うクッションフロアか
カーペットもしくはラグといった床材、
そしてそれらに連動したソフト巾木。
カーテンや壁紙は本当に時々しかご提案にいれていません。
総合的に建材をあつかっているとはいえ、東リといえばやはり床材というイメージが強いのです。
東リの床材は
耐摩耗性、音響の特性や、衝撃吸収性、そして歩行感(下肢疲労軽減性)など
非常に優れた技術のものが多く揃っているので
やはり商業施設、ホテル、病院・施設向け、で展開されることが多いと思います。
あるいは自動車のマットとかそういうね。
わたしのような、個人邸メインのコーディネーターからすると
商品は知っていても提案に取り入れる機会は少なくて、
ちょっとだけ馴染みが薄いメーカーさんなのでした。
で。
こちらのカーペット、ガーデンをイメージしたもの。
なんかちょっと2次元的ゲーム画面みたいだよね。
マイクラ(マインクラフト)とか農園系の。
似てない?www
↓
木とか草とか水面とか、砂紋とか・・そういうナチュラルな柄が
床のカーペットに採用されているのが
今風なんだそうです。
コケとかね。
幾何学模様、が相変わらずインテリアではブームと思いますが
そろそろ幾何じゃなくて有機的なものもいいんじゃない?
そっちにいかない?・・・っていう感じでしょうか。
これは、熱で圧着して柄を抜いた技法のカーペット。
凹んでいるところは、ゴムが溶けて固まったみたいにカチカチになっているんだけど
指で触ってみるとガリっと端がトゲのようにひっかかる。
(なんでも触るコーディネーターw)
素足で過ごす住宅には向かないものなんだけれども
やはりコントラクトの空間を扱うデザイナーさんだったら
こういうの、かっこいいなぁ、って使いたくなると思う!
こちらは、半年ぐらい前から
東リがビジネスパートナーとして日本総代理店契約を結んでいるロイヤルタイ。
ロイヤルタイ社は、香港を拠点に世界的な販売網を有するカーペットメーカーでして、
大阪のザ・リッツカールトンなんかもそうだけど
世界の名だたる高級ホテルで採用されまくりの。
<余談>
ザ・リッツカールトン大阪のホテル宿泊インテリアチェック話は
こちらです。
https://jayblue.jp/cross-hotel/8795
<はい、余談終了>
みてこの。
グラデーションブルーのカーペット。
(デザイナーはザハだって!)
これ、微妙に違う57色が使用されているんだそうで
カービングの美しさ
カットの美しさ
緻密さ、
20万円/㎡
てな価格帯も納得です。
ホテルのロビーなんかにね
バーン!とこういうカーペットが敷きつめられていたら
めちゃめちゃかっこいいじゃないですか。
仮に500㎡の空間だとしたら
カーペット代だけで1億ですよ。
商業デザイナーさんたちはそういうところで仕事をしている。
ちなみに、住宅リビング12畳にこのあたりのカーペットを敷き詰めたら
・・420万ぐらいですね。
(2×3mのラグマットだったら、120万です)
大丈夫、あなたなら買える!
コーディネートのご依頼をお待ちしています!
東リ(株)の永嶋元博社長とパチリ。
ペイズリー柄のネクタイと
ロイヤルタイのカーペットのウネウネがシンクロ。
なんか疲れた顔してんなぁ私。
(病み上がり感が半端ない)
私の仕事でリアルに提案で使うのはクッションフロア。
9/25発売のリプロダクションシリーズ、40年前の柄を再現したシリーズなんだけど
超かわいいのが揃ってる!
(東リのカタログより抜粋)
ロンドンのお土産プレゼントは
14日まで受け付け中です。
こちらのブログからどうぞ。
https://jayblue.jp/blog/25400