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ひとりごと

2015.12.22 Tue.

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これは、ハバナという名前のペンダント照明。
トーヨーキッチンにしてはリーズナブルで、198,000円(税別)です。
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だいたいこういうキラキラしたものを納品するときは
1個2個、欠けたものが入ってたりするだろうっていうのは想定内で、
だから予備も1個2個最初から入っていたりします。

ていう、これは去年の案件の画像でした。

さて。

大学生の時の話をする。
どちらかというと授業に出席をしないような生徒でした。
つまり友人にノートと代弁を頼んで
自分はバイトに行ってしまうというような、そういう。

そんな、さぼりがちな私が必ず出席したのが「文学」の講義だった。
第1回目の授業で、生徒のほうを見渡して教授はこう問いかけてきたのだ。

さぁて。大学生になったばかりの諸君に聞こう。
君たちの中で、ラ・ロシュフコーの「箴言集(しんげんしゅう)」を読んだことがある人は挙手してくれないか。

(誰一人手を挙げない)

そうか。
では、これはどうだ。
スタンダールの「赤と黒」ぐらいは読んでいるだろう?

(誰一人手を挙げない)
おいおい誰もいないのか?ゼロかい?
カミュの「異邦人」はどうだ。

(誰ひとり手を挙げない)

そうか。君たちはフランス文学やイギリス文学ロシア文学に
あまり興味を持ってこなかったわけだね。
うらやましい!
いや、決して嫌味で言っているのではない。
心の底から僕は君たちをうらやましいと思ったのだ。
スタンダールの「赤と黒」も
カミュの「異邦人」も。
ならばおそらく
ボードレールの「悪の華」も
コンスタンの「アドルフ」も
サルトルの「嘔吐」も
フローベールの「ボヴァリー夫人」も
いやもしかしたら
ツルゲーネフも、トルストイも、ドストエフスキーも読んでいないのであろう。

こんな名作と君たちは
「これから出会えるのだ!」

僕はもう、これらの名作と出会ってしまっている。
それはもちろん素晴らしいことだったけれど
僕がそれらを何度繰り返し読んだところで
最初に出会ったときのあの感動は、最初に出会う瞬間の一度しか味わえない。
僕は歳をとってしまった。
この先何を読んだところで
永遠にあの感動を再び味わうことはないのだ。

本当に僕は君たちがうらやましくてしょうがない。
僕に出来ることは、あの感動を君たちに味あわせてあげるガイド役だ。
少しでも文学に興味をもってもらえたら嬉しい。
君たちの感性が若いうちに。

あまりやる気もなく最初ふんわりと着席していた私は
教授の言葉にどんどん引き込まれた。
そうして、すっかり恋をしたように教授にのぼせあがり
毎回ちゃんと講義を聞きに行って
読んだほうがいいと言われた本を片っ端から読みあさった。

大学を卒業して数年後、
新聞の死亡欄で教授の名前を見つけた時には小さな衝撃が走った。
(たぶん老衰だったような記憶)

あの教授は歳をとっていたけれど
内側から湧き上がってくる情熱のようなものは残っていた。
私はそれに反応して、そして影響を受けた。

・・・という昔の話を思い出す。
インテリアについて自分の中で自問自答する年末。
人を動かすものはなんだ。

温度をあげろ。
という声がきこえる。

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