輸入壁紙施工説明セット

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最近、輸入壁紙が熱いんです。
え、どこで熱くなってんの?って?

あ、私の中で勝手に盛り上がっているだけですが(笑)

さて、ちょっとまじめな話します。

日本の住宅において、
ビニールクロスがどれくらい普及しているかというと93%。
つまり、ほっとんどの家でどっかしらにビニールクロスを貼っているということになります。
それが日本の現状。

(こんなにビニールクロスが普及しているのは日本ぐらいだそうです)

リビングの壁に限定すると
ビニールクロスを貼っているのが60%という統計がありました。
(これはちょっと古いデータ、2006年のものですが)
残りはほぼ同列で以下の通り。
10%が珪藻土などの塗り壁、
10%が羽目板壁、
10%が紙や布の壁紙、
10%がタイル、合板、その他

ビニールクロスがダントツに多く使われているのは
安価で、種類が豊富で、入手しやすい、施工がしやすい・・・
ということに他なりません。

ほとんどの住宅に普及しているビニールクロスですが
その内訳は77%が量産クロスといわれるもので
つまり、ほぼ、白い、ビニールクロスなんだそうです。

残り23%だけが、壁の色や柄を楽しんでいる。

日本の住宅は、ほんとうに、白い壁ばっかりなのです。

そうはいいつつも最近は「アクセント」として
部分的に色や柄の壁紙を楽しむ人も増えました。
メーカーさんも素敵なバリエーションをたくさん出してくれています。

そこで、いろいろな壁紙を選んでいると
国内のメーカーのものよりも
より大胆で発色の美しい海外の壁紙にも目が行くようになり
あぁ、素敵、素敵!といろいろおすすめしたいものがたくさんあるんですよ、というわけで

輸入壁紙が、いま、熱い!(私基準)

・・はい、出だしに戻りました(笑)

 

さて、そんなわけで輸入壁紙なのですが
柄はダントツに素敵なのだけれど
実は、印刷クオリティの現状や施工上のクセをきちんと説明しないままおすすめすると
ちょっと痛い目にあいます。
インテリアコーディネーターとしては。

 

そんな話をね現場でつぶやいてました。
「ねぇねぇ、むろさん。お客さんと打ち合わせするときに見せられる
施工サンプルってのが欲しいなーって、あたし思ってるんですよー」

「施工サンプル?」

「そう。輸入壁紙って柄がいいんだけど、幅狭いしジョイント目立つし、下地ひろうし、
ロット違うと色が全然違うし、柄の印刷ずれてるしとか・・・
国産のビニールクロスに比べるとどうしても施工がさ、気を使うじゃない、
そーゆーのを貼る前にお客様に説明してもあんまりピンとこなかったりして
貼ってから、わぁ!って言われてクレームになるのもね、嫌じゃない?
てか、嫌よね、嫌だわよ(笑)
そーゆーのを説明できる実物施工サンプルがあればなー
輸入壁紙のトラブルなくなるよなー、って思うのよね。
そーゆーサンプル欲しいのよねーーー
持ち運べるサイズでーーー
ねーーー
持ち運べるサイズでーーー
ねーーーー」

(大切なことは二回言う)

って。
ひとり言ですよ、ひとり言wwww
そしたら。

むろさんから後日プレゼントが届きました。
超、素敵な施工サンプル。
輸入壁紙施工説明詰め合わせセット。

それが本日の画像です。

すべて壁紙をわざとジョイントさせてある。
壁紙を貼り合わせたつなぎ目のところはこんな感じになるよとか、
印刷上、柄がすこーしずれるところもあるよとか、
説明をするのにすごくわかりやすいサンプルになっている。
かわいくアタッシュケースに入れられて持ち歩くにも便利。
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これ、超、感激。鼻血でそう。
本当にむろさん、ありがとうございましたっ★

というわけで、輸入壁紙と、壁紙職人むろさんの、お話でした。

壁紙ってね。
もちろん、職人さんのウデというのはある。

上手な人、上手じゃない人、実力の差というのはあります。
が、それ以前に、壁紙そのものの品質というか、クオリティというか、性質として
発泡の効いている国産のビニールクロスよりも
紙や不織布で作られているペランペランの外国の壁紙のほうが
どうしてもね、施工のアラが目立ちやすいのは事実です。

そのことをおおらかな気持ちで受け止められるという方には
ぜひともこの素敵な色や柄の楽しい壁紙の世界をおすすめしていきたいと思っていますし、

施工のアラがやっぱり私は気になるわ、という方には
国内のビニールクロスにも素敵な柄はたくさんありますから
そういうバリエーションの中からセレクトしてご提案をしていこうと思っています。

どちらにせよ、私のようなインテリアコーディネーターは
メリットデメリット含め
いろんなインテリアのラインナップがあるのだよということを
ぜひ皆様に積極的にご紹介していかなければなぁと
最近ちゃんと考えるようになりました。

(・・・・最近て)

そして今日のブログは長かった。